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プチ旅コンシェルジュへようこそ。
いつも通勤・通学など、日常の生活で利用する中央線の沿線や中央本線・青梅線。その先の沿線には、日帰りで楽しめるスポットがたくさんある。
この連載では、毎回さまざまなテーマで駅から日帰りで楽しめるおすすめコースを紹介。よく利用する駅にも、少し歩けば知らなかった魅力が見えてくる。
次の休日は中央線に乗ってプチ旅しよう!
相模湖駅
冬だからこそのお楽しみ! 相模湖の湖畔でランチ&イルミネーションを
高尾駅から少しだけ、神奈川県内を走る中央本線。相模湖駅は、そんな神奈川エリアにある駅だ。駅からすぐの相模湖は、相模ダムによってせき止められた人造湖ながら、森に囲まれた雄大な姿。静けさ漂う冬季は、周辺施設がイルミネーションで彩られ、夕暮れとともに幻想的な世界へ一変。冷えた体を温める温泉に浸かりながら、ゆっくりのんびり湖畔を巡りたい。
この記事の目次
目的地までのアクセスと歩き方
新宿駅から中央特快で約45分(立川駅から約17分)、高尾駅で大月方面行きに乗り換え約10分の中央本線相模湖駅へ。相模湖公園、cafe COCCO+を経由して、さがみ湖 MORI MORIへは約4kmのコース。駅からの本数は少なめながら、「三ヶ木」行き神奈川中央交通バスが通るので、利用するのもいい。冬季の湖畔さんぽなので、防寒対策は万全に。
▼神奈川中央交通
https://www.kanachu.co.jp/index.html
県立相模湖公園[相模湖駅/公園]
かわいい遊覧船が行き交う、のどけし湖畔
1964年開催の東京オリンピックでカヌーの競技会場になったのを機に、公園内には漕艇場が設置され、水辺をカヌーでスイスイ進む伸びやかな姿が見られる。冬のワカサギ釣りをはじめとした釣り船もゆらゆらと湖面に浮かぶ。
こちら、ダムの建設によって水没した集落に祀られていた道祖神の上にかけられたものだとか。
湖をゆったり周遊する愛らしい遊覧船・ニュースワン丸、くじら丸や、手漕ぎ・足漕ぎボートで近くまで出かけてみるのもいい。
湖畔には、射的場や遊技場、食堂などが立ち並ぶ一角も。レトロゲームや懐かしい味に胸キュン。タイムスリップ気分も楽しめる。
cafe COCCO+(カフェ コッコプラス)[相模湖駅/カフェ]
おなかと心を満たすレイクビューカフェ
テラス席から木々の合間に湖が覗き見えるが、冬はやはり店内へ。
「ここから眺める景色が好きなんですよ」と笑顔を向けるのは、店主の澤口直樹さん。
「新緑もだけど、雪景色は格別ですよ」と、妻の清美さんも言葉を添える。
もともと父がレストランを、父亡き後は母がカラオケスナックを営んだが、2005年に直樹さんがカフェに改装。
牛ひき肉を用い、トマト缶と3時間ほど煮詰めた自家製ソースは、しつこさのないやさしい味わいで、口中で旨味がゆったりふくらんでいくよう。
強力粉を手ごねした生地で作るピザも評判で、表面はパリッとしたもっちり食感。
どちらも美味しくて、「パスタとピザを取り分けて食べる人が多いですね」という言葉に納得だ。
そして、3〜4人でシェアしたいのが、デザートピザ1500円だ。秋はシャインマスカット、冬から春はイチゴなど、季節のフルーツで華やかに美しくデコレーション。口いっぱいに甘酸っぱい香りが広がり、幸せ満喫だ。
食後はウインナーコーヒー500円を手に、いつまでも景色を楽しんでいたくなる。
さがみ湖温泉 うるり[相模湖駅/温泉施設]
体の芯からほこほこ。ゆるゆる過ごしたい休憩スポット
自然の息吹を感じながら岩風呂に身を浸せば、透明なナトリウム-炭酸水素塩温泉が肌になめらかにまとわりつく。
美肌の湯と言われ、肌をなめらか・ツルツルにしてくれるというのもうれしい限り。
中国黄土、生効石(しょうこうせき)など、6種類の岩盤を敷いた男女共用の岩盤浴でしっかり汗をかけば、身も心もスッキリ。
「本やスマートフォンを持ち込んで、のんびりくつろげますよ」と、スタッフの方に勧められ、女性専用のホットルームへ。岩盤浴よりも熱さやわらぐ35℃設定で、ゆっくりほっこり温まる。
ヨガの動画に合わせて手足を伸ばせば、全身リラックスできる。
ハンモックで揺られながら、掘り込みベンチや2段ベッドに籠りながら、浴後にだらだら過ごす心地よさといったら。時間を忘れてしまうほどだ。
さがみ湖 MORI MORI[相模湖駅/レジャーランド]
昼は遊園地、夜はイルミネーション。2つの表情を堪能
プレイランドには「スカイライダー」や「スカイパラソル」など、昔懐かしい遊具が満載だ。
子供向けと侮るなかれ。意外とスリリングで、子供じゃなくてもあれこれ満喫したくなる。
そして、日が落ちる頃、冬の風物詩「さがみ湖イルミリオン」の幕が開ける。
枯れ木にランタンの花が満開で、小径を歩くだけで心が浮き立ってくる。
音楽とともに光が降り注ぐイルミネーションショーにも胸が躍る。
関東最大級の約600万球の光で彩られた世界は、神秘的で幽玄的。
青白い氷色、桜色、暖かなオレンジ、森のようなグリーンなど、エリアごとに世界観が異なり、くまなく見て歩きたくなる。
さらに、山頂はキュートのオンパレードだ。
2024年は、すみっコぐらしやリラックマが人気のサンエックスキャラクターズが、キラキラの星やリボンで着飾ってお目見えする。
長い冬の夜、時折休憩を挟みながら、めくるめくイルミリオンに没入したい。
きらめく光の世界にうっとり
昼間は、湖と空の青さ、雄大な見晴らしに目を奪われ、夜はロマンティックな光に胸がときめく相模湖周辺。「さがみ湖MORI MORI」のみならず、県立相模湖公園では2024年12月1日~30日、相模湖駅前周辺では2024年12月1日~2025年1月12日の期間に「2024さがみ湖やまなみイルミネーション」を開催。電車に乗って去るその時まで、光の世界は続くのだ。
取材・文=林 さゆり 撮影=逢坂 聡 撮影協力/写真提供(さがみ湖イルミリオン)=富士急行
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上記の情報は2024年11月現在のものです。
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