友人や家族など大切な方と会うときは、中央線沿線ならではの手みやげを持っていこう。
地元の素材を取り入れていたり、その土地の個性が表れていたりと、中央線の手みやげには地域の話題がたくさん詰まっている。そんな一品を持参すれば、あなたが暮らす街の話題で盛り上がるかも。
中央線沿線にお住まいの方、中央線をよく利用される方必見の連載。
三鷹駅武蔵小金井駅
素材の味が口いっぱいに広がる。三鷹駅・武蔵小金井駅の和風ジェラート
蒸し暑いこの季節は、ひとしお冷たいスイーツが恋しくなる。日本茶専門店の抹茶や新鮮な完熟フルーツなど、こだわりの素材で仕上げた和風ジェラートはいかが? 風情感じる涼を求め、いざ行かん。
風味異なる抹茶の奥深さに注目
【閉店】『つばめさぼう』のつばめあいす
もとは和定食と甘味の店だったが、この春に品書きを一新。お茶と甘味に特化した茶房として再始動した。人気のジェラート・つばめあいすは群馬県の日本茶専門店『吉田園』が営むお茶カフェ『茶フェ ちゃきち』から仕入れている。ミルクや玄米茶、ほうじ茶など全14種のラインナップが揃うが、そのうちの6種類は抹茶だ。一段から五段、極(きわみ)の六段階の茶葉の濃さを用意。「五段の上の“極”は、もう『茶葉の味!』って感じです」とは、店主の金澤加代子さん。口に含めば、舌の上でミルクの甘みが踊り、すぐさま抹茶の風味が後を追って、口中を埋め尽くす。温かいお茶と合わせて楽しみたい。
DATA
新潟県産と中央線地場産食材を活かした極上の味
『和風ジェラートおかじ TOKYO』の和風ジェラート
「子連れの方も気軽に立ち寄れるお店を作りたかった」と、店主・山本絢さん。ショーケースには、山本さんの故郷である新潟県と、小金井市・国分寺市界隈の地場産食材を使ったジェラートがズラリ。契約農家から完熟の状態で仕入れた果物や野菜を、独自の製法で和風ジェラートに仕上げていて、その手の込みように驚かされる。フレーバーは定番、季節ものと合わせて50種類。そのうち10種が日替わりで並ぶ。花のような香りが鼻腔を抜ける八海山の酒粕や、茶葉の風味香ばしい村上ほうじ茶、小金井市産のハチミツを使ったはちみつ胡桃、国分寺市産のブルーベリーを使った氷菓など、趣の違う多様な味わいに、心躍る。
DATA
取材・文=高橋健太(teamまめ) 撮影=鈴木奈保子
上記の情報は2021年6月現在のものです。
※料金・営業時間・休園(館)日、イベント内容・期間などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。