プチ旅コンシェルジュへようこそ。
いつも通勤・通学など、日常の生活で利用する中央線の沿線や中央本線・青梅線。その先の沿線には、日帰りで楽しめるスポットがたくさんある。
この連載では、毎回さまざまなテーマで駅から日帰りで楽しめるおすすめコースを紹介。よく利用する駅にも、少し歩けば知らなかった魅力が見えてくる。
次の休日は中央線に乗ってプチ旅しよう!

勝沼ぶどう郷駅

勝沼ぶどう郷駅から日帰りプチ旅。ブドウ畑を縫って日本ワイン発祥の地へ

甲州式と呼ばれるブドウ棚が斜面に広がる山梨県甲州市の勝沼地区は、日本ワイン発祥の地。明治初期に日本初の民間ワイン醸造所が誕生し、フランスの醸造技術を取り入れた本格的なワイン醸造が行われるようになると、ワイナリーが林立。今回は、そんなワイン文化が織りなす日本遺産の風景を徒歩とバスで巡ってみた。

この記事の目次

目的地までのアクセスと歩き方

特急かいじ利用で新宿駅から約1時間30分、八王子駅から約45分の勝沼ぶどう郷駅で下車。
※勝沼ぶどう郷駅は特急列車臨時停車駅です。停車する日にち・列車等はあらかじめご確認ください。

特急かいじに乗るなら便利でおトクな「えきねっとチケットレスサービス」がおすすめ! スマートフォンから予約ができ、駅での特急券の受取不要でそのまま乗車することができる。
▼詳しくはこちら!
https://www.eki-net.com/top/ticketless
 

駅からはブドウ畑を見ながら斜面を下り、旧甲州街道を目指す。少し距離が長いので、履き慣れた靴で。秋のシーズンは虫除けもあるといい。また、帰りは勝沼地域周遊の甲州市民バスや、期間限定・運行日限定の勝沼周遊バス(富士急バス)などの利用を。運行本数は少ないので、駅改札外の時刻表を要チェック。停留所の位置、時刻表、運行経路、走行位置などを、現在地からスマホで調べられる「やまなしバスコンシェルジュ」も便利だ。

■甲州市民バス
https://www.city.koshu.yamanashi.jp/docs/2021020300053

■勝沼周遊バス(富士急バス)
https://www.fujikyubus.co.jp/pdf/katsunuma/katsunuma2023.pdf

■やまなしバスコンシェルジュ
https://yamanashi.buskita.com/#/search


1.

ブドウ棚の石積み[勝沼ぶどう郷駅]

傾斜地のブドウ畑を支える人々の知恵

勝沼ぶどう郷駅を出ると、眼下の甲府盆地一面にブドウ畑が広がり、胸がすくような景色。勝沼は、奈良時代よりブドウにまつわる伝承が残り、江戸時代には日本のブドウ栽培の原型、“甲州式”と呼ばれるブドウ棚栽培が考案された地。ブドウのだんだん畑は、法面(のりめん)が石積みされ、日本遺産「葡萄畑が織りなす風景」の構成要素の一つだ。風情あるブドウ畑の合間をのんびり歩きながら、里へ下りて行こう。

2.

原茂(はらも)ワイン[勝沼ぶどう郷駅/ワイナリー]

養蚕農家からワイナリーへ転じた国の登録有形文化財

丘を下れば、ブドウ畑の先に見事な農家建築のワイナリーが待ち受ける。近隣農家がブドウを持ち寄り、自家用ワインを作る共同組合の醸造所として1924年(大正13)に開設、1974年に本格的に生産を始めた小さなワイナリーだ。
明治期築の養蚕農家の母屋がワインショップとして活用され、重厚感ある襖、太い柱が風格を見せている。
まずは、赤、白、ロゼの12種を存分に試飲したい。どれも1杯20cc100円。その中でも、「甲州をぜひ、試してみてください。勝沼で発見された在来品種ですから」と、代表の古屋真太郎さん。甲州種は、シャルドネなどと同じルーツをもつワイン醸造に適した品種だ。
「甲州樽熟成2020」2431円(右)を試せば、華やかな酸味の後、やわらかな余韻が舌の上で広がる。「ほかにも、山梨で誕生した品種を栽培から試しています」と古屋さん。その一つが、ワイナリー限定販売の「アルモノワール2018」3850円(左)だ。
「アルモの綴りがHarmo。屋号に似ているのでうちが作らなくてどうするって思って。ちなみにうちの犬の名前もアルモです」。
古屋さんは、ボルドーやブルゴーニュに倣い、勝沼ワイン協会で地域ブランド立ち上げを計画中だ。
「山梨産を意味する“GI Yamanashi”はすでにありますが、新たに“GI Katsunuma”を作ろうとしているんです。勝沼のブドウを勝沼で醸造する勝沼産ワインのことを知ってもらえたら」。
秋にはワイナリーイベントを企画。週末限定ガーデンカフェを開店し、ブドウ棚の下で勝沼ワインが味わえる趣向だ。とびっきりの休日を楽しみたい。

DATA


3.

つぐら舎[勝沼ぶどう郷駅/まち案内&カフェ]

ワイン&ランチを味わいつつ、まち情報もゲット

観光農園が立ち並ぶ旧甲州街道沿いでひと息。地元の果実やワインをふんだんに取り入れたランチやスイーツが目白押しだ。
お昼ごはんには、ワイントンのハンバーグのランチセット1430円を。サラダには地元産のスモモとモモの自家製ドレッシングがかかり、ほのかな甘味と爽やかな酸味が地元野菜の香りを引き立てる。手ごねハンバーグには、ワインを飲ませて育てた甲州市産ワイン豚(トン)の粗挽き肉が用いられ、ふっくらジューシー。新巻葡萄酒、ペイザナ農事組合など、市外ではあまり知られていない小さなワイナリー製のワインをボトル替わりで用意するグラスワイン500円も心憎い。
季節のフルーツパフェ(ランチ+1320円)も見逃せない。夏は桃、初秋はブドウ、冬〜春はイチゴがてんこ盛りで、フレッシュな果実そのものはもちろん、アイス、ソースにもふんだんに果実が用いられ、旬の香りに頬が緩む。
店主の小出順子さんは観光案内所などに勤めた経験を基に、「地元の情報をお伝えできれば」と、2011年に“まち案内&カフェ”と掲げた店を開いた。農園、ワイナリー、立ち寄りスポットに精通するだけでなく、仲間と休耕田を活用したラベンダー農園を手がけ、ラベンダーオイルを精油し販売。折々に勝沼マルシェの「つぐら市」を主催し、勝沼の魅力を発信している。
帰り際には、店の裏手に延びるブドウトンネルへ。『ワインと宿 川口園』に至る、美しく続く涼やかな木陰では、地域猫たちものんびり散歩している。

DATA


4.

宮光園[勝沼ぶどう郷駅/資料館]

日本ワインの礎を築いた勝沼の歴史文化を目撃

日本ワインの歴史を語る上で外せないのが、日本ワインづくりの先駆け的人物・宮崎光太郎だ。彼の私邸が現在、ワイン資料館になっている。養蚕農家の2階部分を1928年(昭和3)に洋風に改修した稀有な佇まいで、上げ下げ窓が優美だ。
勝沼では1877年(明治10)、日本初の民間ワイン醸造会社「大日本山梨葡萄酒会社」が誕生したが、9年後に解散。宮崎は、渡仏した技術者、ワインの醸造器具などを引き継いだ甲斐産商店を立ち上げ、さらに、父の市左衛門が自宅(後の宮光園)に設けた醸造所を1891年(明治24)に継いだという。
2階はそんなワイン黎明期を伝える展示室。醸造器具類、宮崎葡萄酒醸造場創業当初のワインボトル、宮崎が工夫を凝らした飲みやすい一合瓶ワイン(写真)、皇室の方々が来園された様子などを伝えている。
1階に戻り、ふと神棚を見やれば、御神酒としてワインが供えられている。1899年(明治32)、祝村を中心とした醸造家たちで結成した葡萄酒飲用期成同盟会に、もちろん宮崎も参加。以来、祭り事、仏事など、常にワインを用いる習慣が根付いたのだ。さらに宮崎は客を誘致するため、観光農園、周辺景勝地と抱き合わせたツアーを考案。勝沼のブドウ&ワイン文化の事始めは枚挙にいとまがない。
建築としても見どころ満載。和室地下に隠されていた秘密の巨大貯蔵庫は、上り框(かまち)の天板を外すと出入りできる仕組み。
樽ごと転がし入れた白ワイン専用の醸造蔵は通称“白蔵”をはじめ、煉瓦造りのブランデーの蒸留用煙突、漆喰の道具蔵なども残されている。往時の繁栄をじっくり見て回りたい。

DATA

勝沼のワインに賭ける思いに胸アツ

今尚、品種を開発し、育み、ワイン文化を醸し続けている勝沼地区。地酒となったワインの歴史や文化を味わいながら追体験し、じっくりお気に入りの1本を探し歩くのもよい。秋の日帰り旅行に、ぴったりのエリアだ。

「Vin De Yamanshi(ヴァン・ド・ヤマナシ)」で山梨ワインを巡る旅に出かけよう!

 

 
フランス語で「山梨のワイン」を意味する「Vin De Yamanashi」。スマートフォン専用サイト「Vin De Yamanashi」では、ワイナリーやワインにまつわる施設情報を提供し、皆さまの山梨ワインを巡る旅をサポートします。
 
<Vin De Yamanashiで提供するサービス>
・勝沼・塩山エリアのワイナリー等の情報紹介
・紹介施設への経路検索
・モデルコースのご案内
・旅行プランニングサービス
・エキトマチケットの販売
 
<9月1日以降の新サービス>
・交通電子チケットの販売、観光電子チケットの販売
 
▼「Vin De Yamanashi」のご利用はこちらから
※スマートフォン専用サイトとなります
 
https://www.jreast.co.jp/multi/maas/vin-de-yamanashi/

取材・文=林 さゆり 撮影=オカダタカオ
※上記の情報は2023年8月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。

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絶品を愉しむ、中央線のカレーなる旅

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  • 【#達人グルメ道】
Tacos Mercado ( タコスメルカド | @tacos_mercado ) / 📍 武蔵小金井駅・小平市

花小金井エリアで、地元の人たちが足しげく通うメキシコ料理店。明るいオレンジ色の扉の向こうでは、軽快なメキシカンミュージックが流れるカラフルな空間が待っていた。

この店では、セットやコースなど多彩なスタイルでタコスを味わえる。なかでも一番人気はタコスセットの3種盛り。その日おすすめのタコス3種類を一皿で味わえるお得感と、一人でもシェアしてもちょうどよいボリュームが人気の理由だ。

具材はそれぞれ、スパイシーさと甘辛さ、エスニックな風味がミックスした個性豊かな味わい。パンチの効いた味付けだが、自家製トルティーヤのトウモロコシの風味に包まれることで、味わいがやさしくなりどんどん食べられる。

お店までのアクセスにはシェアサイクル「HELLO CYCLING ( @hellocyclingjp )」が便利。自転車に乗って中央線のグルメ道を究めに行こう!

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〇JR中央線武蔵小金井駅から約2.9km、自転車で約11分
〇12時~14時30分LO・17時30分~21時LO(金・土は22時LO)、木休
 ※自家製トルティーヤが売り切れた場合、早めに閉店する場合あり
〇東京都小平市花小金井南町2-2-16 ヴェルデ花小金井B1F
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記事の詳細は @chuosuki のプロフィール欄のURLから、中央線が好きだ。WEBサイトをご覧ください。

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  • 【#中央線のカレーなる旅】
JAZZ TAKAHASHI TOKYO (ジャズタカハシトウキョウ) / 📍 御茶ノ水駅・千代田区

※投稿内容(営業時間)に一部誤りがございましたので、再投稿させていただきます。
皆さまにご不便、ご迷惑おかけし申し訳ございません。

『JAZZ TAKAHASHI TOKYO』は、御茶ノ水エリアで15年愛されていたジャズ喫茶『JAZZ OLYMPUS!』の店舗を引き継ぎ、2024年8月にオープン。一歩店内に入れば、巨大なスピーカーから流れるジャズの音色に全身をすっぽりと包まれる。

そんな音楽に満たされた空間で味わえるのは、『JAZZ OLYMPUS!』時代の名物「赤いチキンカレー」をオマージュしたオリジナルカレーの「髙橋カレー」。このカレーを目当てに訪れる人も少なくない。

シンプルな見た目とは裏腹に、独自に調合した約20種類ものスパイスの風味が重なり合う奥深い味わいだ。ほろほろ食感のチキンも、噛むほどに奥から旨みがジュワッと押し寄せる。

店主の髙橋健さんは「カレーはジャズなんです」と語る。
自身も生粋のジャズプレイヤーである髙橋さんは、誰もが親しみやすい音楽にも高度で難しい技法が使われているように、音楽の深みをカレーで表現したという。

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〇JR中央線御茶ノ水駅御茶ノ水橋口から徒歩約7分
〇18時~23時、日・月休
〇東京都千代田区神田小川町3-24 お茶の水ホテル昇龍館 1F
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  • 鬼金棒 神田本店 ( きかんぼう ) / 📍 神田駅・千代田区

『鬼金棒』が神田にオープンしたのは2009年。当時はまだ、ラーメンに山椒を用いるのは稀有だった頃、「山椒を使うなら、唐辛子の辛味が入ればさらに引き立ててくれるなと。まさに“鬼に金棒”じゃん!」と、コンセプトが決定したという。

看板のカラシビ味噌らー麺は、辛さと痺れをそれぞれ、「抜き」「少なめ」「普通」「増し」「鬼増し(有料)」の5段階から選べる。もっとも本領発揮をするのは、辛さと痺れどちらも「増し」だ。

山椒の香りがぶわっ。スープをすすってみると、こっくり深い甘みが口中を包み、追って唐辛子の辛味、山椒の痺れが広がる。

10時間炊いたトンコツと鶏ガラの動物系出汁と煮干しや節系がたっぷり入った魚介系出汁、信州白味噌をベースにチーズやナンプラも加えた特製味噌が旨味の秘訣。

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JR中央線神田駅東口から徒歩約3分
11時~21時30分(日は~16時)、無休
東京都千代田区鍛治町2-10-9
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▼記事の詳細はこちらから
https://chuosuki.jp/7031/
 
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  • 【#プチ旅コンシェルジュ】
日本一の渓谷美を誇る、秋の昇仙峡でパワーチャージ

甲府駅南口から「昇仙峡」行きバスに乗り換え、約30分の「昇仙峡口」下車。
国指定の特別名勝「御嶽昇仙峡」は、日本遺産認定の観光スポット。荒々しくも美しい渓谷は、錦色に染まる秋がスペシャルシーズン。くるりとひと回りするだけで、渓谷沿い、空中、山頂と、いろんな表情を見せてくれる。

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❶ 昇仙峡遊歩道

「昇仙峡口」バス停で降り、1925(大正14)年竣工のアーチ橋・長潭橋(ながとろばし)から遊歩道へ。
荒川に沿って延びる約6kmの遊歩道は、日本一とも称される渓谷美を満喫する小径だ。

途中の「天鼓林(てんこりん)」は、秋こそ立ち寄りたい景勝地。
真っ赤に染まるモミジ林が東屋を包み、一幅の絵画のよう。

クライマックスは落差30mの仙娥滝(せんがたき)。
花崗岩の岩肌を削りながら、もうもうと水飛沫を上げる様に誰もが立ち尽くす。

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❷ 昇仙峡 甲州郷土料理 わらじ( @koshuwaraji )

江戸末期築の古民家を移築した店に入ると、見事な梁、柱に目が和む。
店を仕切る依田亜希仁さんは「山梨には、ほうとう以外にもいろいろな郷土料理があるんですよ」と話す。

実は、うなぎもソウルフードだ。
江戸時代には、うなぎが昇仙峡の荒川で獲れ、養殖も盛んだったという。
うな重を頬張れば、ふわっとろっ。40年間継ぎ足し続ける、甘さ控えめのあっさりしたタレが、うなぎの芳香を際立たせている。

〇JR中央本線甲府駅南口から山梨交通バス「昇仙峡」行きで約50分の「昇仙峡滝上」下車、徒歩約3分
〇10時30分〜16時LO、無休(雪、荒天など、天候により休みあり)
〇山梨県甲府市猪狩町393

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❸昇仙峡ロープウェイ山頂

昇仙峡の山頂へ。
昇仙峡ロープウェイに乗れば、眼下に荒川ダム、遠くに金峰山が拝める約5分の空中さんぽが楽しめる。

山頂は見どころ満載だ。
富士山遥拝所あり、樹齢350年の御神木を祭る神社あり。

天空の白浜かと見紛う展望台に立てば、甲府の街並みが一望できる。
山道を抜け、急坂や階段を上ると、丸く大きな巨岩が目の前に立ちはだかった。勇気を振り絞り登頂すれば、360度の大パノラマが胸をすく爽快感。

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  • 【#そろそろソロ飯】
立川野菜とナチュラルワインの専門店 T.A.G. (@t.a.g.tachikawa ) / 📍 立川駅・立川市

立川駅から徒歩5分ほど、北口の賑やかな商店街から路地に入った隠れ家ダイニング『立川野菜とナチュラルワインの専門店 T.A.G.』。店頭に置かれたワイン樽と大きなガラスの扉が目印だ。

扉を開けると、漆喰の壁に古材が効果的にあしらわれた、カジュアルだけどシックな空間が目に入る。テーブル席もあるが、キッチンに面したカウンター席が並び、ソロ飯でも気兼ねなく過ごせる雰囲気が良い。

メニューは野菜料理が中心。なかでも立川野菜は、2カ所の農園から直送される。立川産の野菜だけでは賄いきれないものもあるが、1年を通して半数程度は立川野菜を使用しているという。

また、こちらで提供されるワインはすべてナチュールワイン。できるだけ添加物を使用せずに醸造されており、ブドウ本来のおいしさ、造り手の個性と、ワインが生まれ育った土地の香りを感じさせてくれる。

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〇JR中央線立川駅北口から徒歩約5分
〇18時〜23時(22時LO)、水・木休
〇東京都立川市曙町2-23-8 パタタビル 1F
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  • 【#中央線のカレーなる旅】
これく亭( @collectea0601 ) / 📍 八王子駅・八王子市

木製ドアや窓枠が山小屋のような佇まいの『これく亭』は1977年創業。

「ホットチキンカレー」には、ホロリと身離れの良いスパイシーなチキンが3本。
水を使わず、八王子の磯沼牧場のピュアミルクだけで煮込むことでまろやかに仕上げるレシピは、創業当初から変わらない、穏やかで香り豊かな一皿だ。

名物の“ピラミッド型ターメリックライス”も創業当初からの多川さんのアイディア。

また、付け合わせのサニーレタスを食べやすいようにオリジナルのスパイス塩を調合するなど、遊び心と独創性にあふれた多川さんのカレーを求めて、創業当初から通い詰めている常連客も少なくない。

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〇JR中央線八王子駅北口、徒歩約5分
〇11時~15時、火・水休
〇東京八王子市明神町3-9-4
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  • 【#中央線神社さんぽ】
東京大神宮 ( @tokyodaijingu ) / 📍 飯田橋駅・千代田区

飯田橋駅から徒歩約5分の場所にある東京大神宮は、「東京のお伊勢さま」として親しまれ、縁結びに絶大な御利益があるといわれており、若い女性を中心に参拝者が絶えない。

結婚式を神社の神前で行う慣わしを創始した神社が、東京大神宮である。
それまで結婚にまつわる行事は自宅で行うものだったが、神社での神前結婚式は当時の人々の関心を集め、やがては各地の神社でも神前結婚式が行われるようになったのだ。

連日多くの人が参拝に訪れ、拝殿で参拝したあとも、お神札やお守り、絵馬におみくじなど授与品を求める人の列が途切れることはほとんどない。

現在一番人気のお守りは、2つの鈴蘭が寄り添う「縁結び鈴蘭守」。
鈴蘭の花言葉は「幸福が訪れる」。お守りにぴったりなのだ

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〇JR中央・総武線飯田橋駅西口から徒歩約5分
〇参拝 6時~21時、授与所 8時~19時、朱印受付 9時~17時、無休
〇東京都千代田区富士見2-4-1
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★立ち寄りスポット
ISEMISE (イセミセ| @isemise_tokyo ) / 📍 飯田橋駅・千代田区

神社から徒歩1分のところにある『ISEMISE』は、東京大神宮が公認する伊勢のセレクトショップだ。

食品や雑貨、工芸品、アクセサリーなど、伊勢神宮から程近い「おはらい町通り」にも並ぶおみやげ物、伊勢市内で長く愛されている特産品などが100種類以上揃っている。

数ある伊勢名物の中でも、麺とタレがセットになった「伊勢古里屋の伊勢うどん」はダントツの人気。伊勢うどんは太くてふわふわと柔らかい麺に出汁の効いた甘辛タレをからめて食べるのが特徴で、昔からお伊勢参りに訪れた人たちにも食べられてきた。

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〇JR中央・総武線飯田橋駅西口から徒歩約5分
〇10時~19時、無休
〇東京都千代田区富士見2-4-7 247ビル1階
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  • 【#中央線のカレーなる旅】
Negombo33 高円寺 (@negombo33_koenji ) / 📍 高円寺駅・杉並区

『Negombo33 高円寺』は、スパイスカレーの人気店。

大阪に端を発した「スパイスカレー」が全国的に注目を集めたのは2017年頃から。だが、この店では2009年の本店(西所沢)創業時からスパイス使いが印象的なカレーを提供している。そして、2号店が2018年に、高円寺にオープンした。

今回はカレー2種盛りセットをオーダー

看板の「ラムキーマカレー」(手前)は、複雑なスパイスを駆使してラム独特の風味を消すのではなく、ラムの持ち味を引き出すためにスパイスを使っている。
粗挽き肉の肉感もあり “ラムらしさ”が際立つカレーだ。

近年注目度の高い「ポークビンダルー」(奥)も創業当初からの人気メニュー。
ヨーグルトやスパイスでマリネした豚角煮を使ったポルトガル由来のカレーだが、酸味を全面に押し出さずまろやかな味わいに仕上げている。

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〇JR中央線高円寺駅南口、徒歩約2分
〇11時~16時/17時~20時30分(土日祝は11時~20時30分)※LO各30分前、水休(祝日の場合は営業、振替休日あり)
〇東京都杉並区高円寺南4-44-3 マーキュリービル 1F
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  • 【#中央線のカレーなる旅】
平日昼だけ( @heijituhirudake ) / 📍 荻窪駅・杉並区

『平日昼だけ』は、店名の通り、荻窪銀座商店街の裏路地で“平日の昼だけ”営業する間借りカレー店。

優しい和だしが溶け込んだサラサラのカレーに、多種多様なトッピングが彩りを添える和だしカレーだ。店主の小山直昭さんは、「イメージはそば屋のカレーです」と話す。

カレーには15~20種類のスパイスを使っているが、スパイスの風味が勝ちすぎないよう、鰹やいりこ、昆布、干ししいたけからとった和だしとかえし醤油でバランスをとる。
一口目から和だしの優しい風味が広がり、奥からじわりとスパイスもやってくる。

メニューは和だしそぼろカレーの1種類のみだが、バラエティ豊かなトッピングでアレンジは自在だ。中でも、いわしを2日かけて骨がとろとろになるまで生姜醤油で煮込んだいわしの生姜煮、ぶ厚い豚バラをカレーの二番だしで煮込んだブーたれが定番。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
〇JR中央線荻窪駅北口から徒歩約2分
〇11時~14時(完売次第終了)、土・日・祝休
〇東京都杉並区上荻1-4-3 Bar Flourish内
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