遊びながら絵本と自然科学をもっと好きになる
武蔵境駅
三鷹市星と森と絵本の家
草木茂る坂道を登った先に、1915(大正4)年築の現・国立天文台の旧1号官舎が移築されている。回廊ギャラリーを抜け、靴を脱いで上がれば、天井裏まで見通せる見事な木組みの下に宇宙が広がっている。絵本展示室で1年ごとに繰り広げられる企画展は手作りのものでいっぱい。2025年度は「星と光」がテーマ。宇宙、植物など、絵本がジャンルごとに並ぶ読書室もすごい。約1万冊ある蔵書から、折々に書棚を入れ替え、常時約3500冊が閲覧可能だ。ふと見れば、書棚のあちこちに絵本の世界のジオラマが。広々とした庭に出れば、竹林から切り出した竹製の手作り玩具で遊べ、ハンモックでゆらゆらすることもできる。赤ちゃんから大人までめいっぱい楽しめる癒しの隠れ家だ。
DATA
JR中央線武蔵境駅南口から小田急バスで約15分、「天文台裏」バス停から徒歩約3分。
駐輪場あり。国立天文台の有料駐車場も利用可能。
10時~17時、火休(メンテナンス休館あり)。入館無料。
東京都三鷹市大沢2丁目21番3号 国立天文台内
☎0422-39-3401
https://www.city.mitaka.lg.jp/ehon/index.html
写真・文=岡村朱万里・佐藤さゆり
※上記の情報は2025年6月現在のものです。
※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。