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プチ旅コンシェルジュへようこそ。
いつも通勤・通学など、日常の生活で利用する中央線の沿線や中央本線・青梅線。その先の沿線には、日帰りで楽しめるスポットがたくさんある。
この連載では、毎回さまざまなテーマで駅から日帰りで楽しめるおすすめコースを紹介。よく利用する駅にも、少し歩けば知らなかった魅力が見えてくる。
次の休日は中央線に乗ってプチ旅しよう!
新小平駅
武蔵野線新小平駅発、水と樹木が育む街でカルチャーさんぽ
玉川上水、野火止用水など、至る所に水路が走り、雑木林や庭木、並木道に心和む小平市。豊かな自然が息づく街には、文化的スポットも点在。水辺を辿りながら、歩いてみよう。
この記事の目次
目的地までのアクセスと歩き方
JR西国分寺駅から、武蔵浦和・新松戸・西船橋方面に向かう武蔵野線に乗り換えて1駅、新小平駅で下車。まずは、野火止用水の歴史環境保全地域を目指し、用水沿いを歩いてブリヂストンへ。その後、ランチ休憩を挟み、玉川上水を目指すルートだ。約10kmの道のりゆえ、履き慣れた靴で出かけよう。界隈にはシェアサイクルのステーションも点在するので、利用するのもいい。
今回のコースは、武蔵野線沿線で働く駅係員・運転士を含めた「たまくらすオーバープロジェクト」メンバーによるプロデュース。
「武蔵野線は新小平駅付近では地下区間を走るので、どんな街並みなのか知らない方が多いはず。実は自然環境が豊かで魅力いっぱいの街なんです!」と話すのは、東所沢電車区の福原さん。「歩きながら、小平ならではのゆったりとした時間を堪能出来るはず。ぜひ楽しんでいただきたいです!」と、八王子信号通信技術センターの坂本さん。
「たまくらすオーバープロジェクト」では、南武線Twitter「なんなん南武線(@nambu_linePT)」を運営するなど、沿線の地域活性化を目的に様々な活動を行っている。
野火止用水[新小平駅]
雑木林や住宅地を縫うようにせせらぐ、緑と花木に彩られた水路
Bridgestone Innovation Gallery(ブリヂストン イノベーション ギャラリー)[新小平駅/ギャラリー]
進化を続けるゴムを知り、新たなアイデアを練る
「見て楽しむというより、学び、共感してもらい、アイデアを形にするための開発・研究へ結びつける場所です」と、館長の森英信さん。
専門性の高さゆえ、予備知識がないと難しく感じるが、無料音声ガイドを聞きながら見て回ると、深遠なるゴムの世界へと導かれる。
生息地が東南アジアに集中しているパラゴムノキの代用植物、ラクダの肉球をヒントにした月面タイヤなど、実際に研究・開発に入ったアイデアも少なくない。
手打ちうどん 福助[新小平駅]
小麦と出汁と旬味の濃い香りに唸る、民家系武蔵野うどん
DATA
玉川上水[新小平駅]
江戸開府から続く水路に添う雑木林の小径
Fleur Corbeille(フロール コルベユ)[新小平駅/カフェ・オープンガーデン]
おとぎの国から飛び出したような玉川上水沿いのカフェ
2011年から数年かけて建て、初めは花屋だったが、コロナ前にカフェに転身。大ぶりのベーコンやタマネギが入った贅沢味のナポリタンや、辛口のカレー(サラダ、コーヒー付き各1000円)、ハンドドリップのコーヒー450円も評判だが、歩き疲れた体に沁みるのは、注文ごとに搾る生フレッシュジュース500円(ナポリタンセットは1100円)だ。
伸びやかな心がユニークな発想を呼ぶ街
水辺に草木が繁り、花が咲き、樹木が茂る。人々が大切に守り継いできた景観を巡れば心が健やかに、伸びやかになる。さらに、カルチャースポットで、多彩な遊び心に触れれば、創作意欲や新たな発想が湧き上がってくるようだ。
上記の情報は2023年2月現在のものです。
※料金・営業時間・定休(休館・休園)日、イベント内容・期間などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
※表記されている価格は税込みです。
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