特集

銭湯、行ってみる?

心身をほぐして潤してくれる、あったか〜い銭湯は、冬こそ恋しい存在。東京都の軒数は、昭和43年(1968)をピークに減り続け5分の1ほどになったが、先代からバトンを受け取った当主たちが、銭湯文化を大事に守り育んでいる! うれしいことに中央線沿線には、昭和の風情たっぷりのレトロ銭湯と、新しい感覚のネオ銭湯が、あっちにこっちに健在だ。
銭湯の魅力は、何といっても、家風呂にはない開放感。多種多彩な機能の浴槽、露天風呂やサウナに出合えること。加えて、昔ながらの建築様式、体重計や脱衣かご、浴室のペンキ絵といったレトロな観察ポイントに感性も刺激される。銭湯ごとに個性があり、雰囲気もさまざまなので、好みを探しながら巡るのも楽しいだろう。
思い立ったら吉日。タオル販売・レンタル、ボディソープやシャンプーを備え置いている銭湯もある。気軽に訪ねてのんびりゆったりしながらも、ちょっとした非日常を味わえる銭湯へ、ビギナーもベテランも、今すぐゴー!

取材・文= team まめ(佐藤さゆり・松井一恵)・編集部 撮影=オカダタカオ 鈴木奈保子

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