【閉店】『ひとはこやカフェ』住宅街の隠れ家カフェにヘルシーな和食ランチが登場｜by HELLO CYCLING

今回『ひとはこやカフェ』を紹介してくれた中央線の達人は、三鷹駅で駅業務を担当しているTさん。『ひとはこやカフェ』には、ゆっくり息抜きをしたいときに訪れているそうだ。

お店までのアクセスにはシェアサイクルが便利！
駅最寄りの『HELLO CYCLING』のステーション（駐輪ポート）「さくら通り第2駐輪場」で自転車を利用開始。さっそくお店に行ってみよう！

目的地までのルートはいくつかあるが、三鷹駅の南口から『三鷹の森ジブリ美術館』方面へ続く遊歩道「風の散歩道」を走るのがおすすめだ。春には桜並木、秋には紅葉と、四季折々の風景がサイクリングを彩ってくれるだろう。約7分自転車を走らせると、静かな住宅街に別荘のような建物が現れる。敷地内に自転車を停めたら、つばめがあしらわれた重厚な扉を開いてみよう。

2023年3月24日にオープンした『ひとはこやカフェ』は、バリスタが監修したブレンドコーヒーなどのドリンクを提供するほか、多彩なイベントやワークショップを開催するコミュニティカフェ。古民家のような空間は、住宅街のなかでも非日常を感じられる。

カフェの温かい雰囲気を作っているのは、親しみやすいスタッフたち。お客さんとのコミュニケーションを大切にしているためすぐに顔なじみになれる。金曜には親子のためのカフェタイムを設けるなど、幅広い年代の人たちがくつろげる工夫もうれしい。会話が弾む空間では日々、地域の人たちのさまざまな出会いが生まれている。

これまではドリンクメニューのみ提供していた『ひとはこやカフェ』だが、2023年12月からは待望のランチメニューがスタート。栄養豊富な一汁三菜の定食に、スイーツも付いた大満足の内容だ。料理の内容は毎月変化するため、それを楽しみに訪れる人も多いそう。

食事のみだと1400円、ドリンクセットは1600円、1700円の2種類がある（ランチやセットの値段は月ごとに変動）。

ランチは季節感を大切にしながら、お客さんの体も気遣いヘルシーなメニューで構成されている。訪問時（2月）のメイン料理は車麩のフライ。こっくりとした味噌ソースがかかったフライと、車麩を爽やかな梅肉・大葉で巻いたフライの2種類があった。揚げ物だが、車麩なので軽めに食べられる。どちらもサクッと揚がった香ばしい生地と、ふわふわとした車麩の食感の対比がユニークだ。

ほかにも、野菜を一度にたっぷりと食べられる具沢山のとん汁や、吉野本葛を使用した手作りごま豆腐、魚沼産こしひかりのもち麦ご飯など、素材へのこだわりと丁寧な手仕事を感じられる品が並ぶ。ボリュームがありつつも、ほどよくお腹を満たしてくれるのはヘルシーな食材のおかげだろう。一つ一つの料理にかけられた手間暇から、器のセレクトに至るまで、全てがカフェに訪れた特別感を与えてくれる。

ランチは基本的に木曜のみ、1日10食限定で提供。また、今後はスイーツメニューも提供予定だ。最新の営業日やメニューの情報は、Instagram(@hitohakoyacafe_lunch)をチェックしよう。

『ひとはこやカフェ』はワンドリンク制で気軽にレンタルスペースとして利用できるため、毎月のように個性豊かなイベントやワークショップが開催される。カフェ空間で飲み物や会話を楽しみながら、同じ趣味を持つ人たちや、地域の人たちと交流を深められるのが魅力だ。「イベントを開催してみたいけど何から始めたらいいのかわからない」という人でも、企画の相談からスタッフが手厚くサポートしてくれるのも心強い。

過去には、好きなものやスキルを形にしたイベントとして、色とりどりの糸を使い幾何学模様を生み出すアート「糸かけ曼荼羅（まんだら）」と「カラー診断」のコラボワークショップを開催。イベントの参加者が次回は開催者になるなど、会話の中から自然と次回のイベントにつながることが大半なのだそう。

すでに数回実施されている人気イベントが、日本の伝統文化である江戸小噺（えどこばなし）を楽しむ「江戸小噺茶論（さろん）」。参加者は小学生から80代の方まで幅広く、イベントを通して多世代が和気あいあいと交流する。

人と人との温かい出会いが生まれる『ひとはこやカフェ』で、いつもよりちょっぴり特別なランチタイムを過ごしてみよう。