『ビストロ アン・プティ・ポン』野川公園のほとりに立つフレンチレストラン│by HELLO CYCLING

今回『Bistro un petit pont』を紹介してくれた中央線の達人は、武蔵境駅で駅業務を担当しているFさんとKさん。『Bistro un petit pont』には、時間に余裕のある、ゆったりとした休日の幕開けを飾りたいときに訪れているそうだ。

お店までのアクセスにはシェアサイクルが便利！
武蔵境駅最寄りの「HELLO CYCLING」の大型ステーション（駐輪ポート）「JR武蔵境駅高架下」で自転車を利用開始。さっそくお店に行ってみよう！

JR中央線武蔵境駅南口から南西に4.2kmほど。かえで通り、東八通りはそれぞれ歩道側に自転車専用ゾーンが設けられている部分が多いので、歩行者に気をつけながらサイクリングを楽しもう。
『Bistro un petit pont』は自然豊かな野川公園のすぐ目の前にある。店舗の敷地には駐輪場がないので、野川公園の駐輪場に自転車を置いて店に向かう（店舗前への駐輪はお控えください）。駐輪場から店までは1分ほどの距離で、通りを挟んでクリーム色の建物が目に入るのですぐにわかるだろう。


店を切り盛りするのはシェフの前林威仁さんとサービスを担当する奥様・奈緒美さんだ。シェフは六本木や江東区のフレンチレストランで修業を積み、この店をオープン。同じ店で働いていた奈緒美さんはチーズに精通しており、フランスにも研修に行ったという。

フランスの街角に佇んでいるようなお洒落な雰囲気の建物は、店をオープンするときに建てられたもの。石畳や庭木がフランスの家を連想させる佇まいだ。

店内は公園側に大きな窓が配され、明るい日差しが注ぐ。窓の向こうには野川公園の木々が見えて、店内に居ながらにして自然豊かな空間を感じられる。訪れたのは平日のランチタイム。近隣のご夫婦や女性の二人連れなどで賑わい、皆さん思い思いにランチを楽しんでいた。

店内に流れているのはフランス語のラジオ。内容はわからなくても、現地にいるような錯覚を起こさせてくれる。

ランチは前菜とメインを選べるプリフィックススタイル。キッシュやサラダ、マリネなど4、5種類の前菜と、肉または魚の主菜4種類から好みのメニューを選ぶことができる。今回は金華サバが手に入ったということで、金華サバのマリネ 燻製風味をチョイス。脂のよく乗ったサバが燻製の香りをまとい食欲を誘う。フレッシュな野菜もたっぷり摂れる、満足度の高い一皿だった。

メインに選んだのは骨付きチキンのフリカッセ バターライス添え。バターが香るソースで煮込んだチキンはしっとりとして、ホロホロと溶けてしまいそうなほどに柔らかい。前菜、主菜にフランスから直送されるパンがついて、1650円。フランスの料理をもっと気軽に味わってほしいというシェフの思いがビストロスタイルとなり、良心的な価格帯でのランチになっている。

ランチのメニューにはスパークリングワインやビールなどアルコールも豊富に並ぶが、今回は自転車なので我慢。その代わりにクレームブリュレとエスプレッソをオーダー。デザートは5種類から選べ、ドリンクとセットで600円。他にも奈緒美さんがセレクトするチーズもオーダーできるという。

ディナーにも価格を抑えたアラカルトが多数用意されているので、次回はディナー＆チーズを楽しんでみたい。